「too」と「as well」はどう使い分ける?「also」との違いも解説

ネイティブキャンプ、オンライン英会話、as well

英語を学習していると、「〜も」と英語で表現するときは、「too」や「as well」を使うと学びますよね。また、「also」という単語も同じような意味の単語として出てくるので、一体どれを使うべきかわからないという方も多いのではないでしょうか?

実は、「too」と「as well」、「also」には、ニュアンスや文法面でちょっとした違いがあり、知っておくだけで適切に使い分けられるようになります。

そこで今回の記事は、「too」と「as well」、「also」の違いや使い分けを解説していきます。例文も載せているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね!

「too」と「as well」の違い

まずは、「too」と「as well」の違いや使い方について学んでいきましょう。tooもas wellも同義語はin addition(加えて)になります。

「too」の使い方

「too」は、「〜も」と英語で言うときに、最も一般的に使われる単語です。「Me too.」や「Nice to meet you too.」といった表現から、英語初心者でも馴染みのある方が多いでしょう。

フォーマルな堅さはあまりないので、友人同士のカジュアルな日常会話であれば、たいていは「too」を使っておけば問題ありません。Me, too!なら「私も!」のようによく使われますし、MeToo運動という運動もあります。

また、カジュアルだからといって、ビジネスシーンで使えないということもありません。響きが堅くないというだけなので、その場の状況や雰囲気がフォーマルすぎないのであれば問題なく使えます。

「too」を付ける位置

「too」を付ける位置は、文末が基本です。

ただし、主語のすぐ後に「too」を付けることで、フォーマルな響きにもできます。

一般的な日常会話であれば、たいていは文末に「too」を置いておけば問題ありません。

(例文)

A:I like this song.

この曲好きです。

B: Me too.

私もです。

I play guitar too.

私もギターを弾きます。

I, too, study Chinese.

私も中国語を勉強しています。

「as well」の使い方

次に、as wellの意味や使い方をみていきましょう。「〜も同様に」と英語で言いたいときに使えるのがas wellです。too同様、as wellも一般的に文末に持っていきます。

さて「as well」も「too」と同じように、「〜も」という意味で使われる表現ですが、「too」に比べるとやや堅くてフォーマルな響きに聞こえます。

例えばビジネスシーンでの会話において、「この場面でtooを使うのはちょっとカジュアルだな」と思ったら、「as well」を使っておくのが無難だと言えます。

ただし、日常会話で全く使われないわけではありません。人によって違いはありますが、イギリスではカジュアルな会話の中でも「as well」が頻繁に使われています。普段の会話であればあまり考えすぎずに、頭に浮かんできた方の単語を使いましょう。

ちなみに、なぜ「as well」で「〜も」という意味になるのか。

「well」は「良い」という意味です。「as」が付くことで「同じくらい良い」という同級になります。つまり、「as well」で「同レベル」という意味合いを持つことから、「〜も」として使われています。

「as well」を付ける位置

先ほども述べましたが「as well」を文章の中で使うときは、基本的に文末に付けます。「too」とは異なり、文中には付けられないので、注意しましょう。

(例文)

I think we should order some pizza as well.

ピザもいくらか注文しておいたほうが良いかと思います。

I have a car, but I want a motorbike as well.

車を1台持っていますが、バイクも1台欲しいです。

「also」の使い方も覚えよう

「too」と「as well」の他に、「also」も「〜も」という意味でよく使われる単語です。

ここでは「also」と「too / as well」の違いや、使い方を紹介していきます。

「also」と「too」「as well」の違い

「also」と「too / as well」は、意味としてはいずれも「〜も」で同じです。

人によっては「also」がかしこまったように聞こえる場合もありますが、日常会話やビジネス会話のいずれでも使えます。

また、書き言葉でもよく使われる単語なので覚えておきましょう。

「also」の使い方

「also」を文章で使う際は、文頭・文中・文末のいずれにも付けられます。

ただし、付ける場所によってやや意味が変わってくるので、注意が必要です。

<文頭・文末に「also」を付ける場合>

「also」を文頭・文末に付ける場合、主語ではなく、目的語に「〜も」がかかります。

I love ramen. Also, I like tsukemen.

ラーメンが好きです。つけ麺もまた好きです。

I ate a lot of meat. I had some cake also.

たくさんお肉を食べました。ケーキもいくらか食べました。

You should quit smoking. Also it’s important not to drink alcohol every day.

タバコは辞めた方がいいですよ。毎日お酒を飲まないようにするのもまた大事です。

<文中に「also」を付ける場合>

文中に「also」を付ける場合は、主語と動詞の間、またはbe動詞の直後に置きます。文頭・文末に置く場合とは異なり、文中で使うと基本的には主語に「〜も」がかかります。

I’m also learning English.

私も英語を学んでいます。

I also talked to him last night.

私も昨夜彼と話しました。

<「not only A but also B」も覚えよう>

「also」を使った構文でよく使われる、「not only A but also B」も覚えておきましょう。

「not only A but also B」は、「Aだけでなく、Bも」という意味になります。「Aが好きです。あとBも好きです。」と文章を分ける必要がなく、1文章で言えるのが便利な点です。

なお、AやBの部分には、動詞・名詞・形容詞・副詞などが入ります。

(例文)

動詞にかかるパターン

He not only sings well but also writes good songs.

彼は上手に歌うだけでなく、良い曲も書くんです。

名詞にかかるパターン

I study not only English but also Chinese.

私は英語だけでなく、中国語も勉強しています。

形容詞にかかるパターン

She is not only smart but also kind.

彼女は賢いだけでなく、優しいです。

副詞にかかるパターン

I like challenging myself not only musically but also artistically.

私は音楽的にだけでなく、芸術的に自分に挑戦することが好きです。

否定の「〜もない」はeither・neitherを使う

「too」や「as well」、「also」は基本的に肯定文で使われるため、「〜もない」という否定文で使ってしまうとやや不自然に聞こえます。

「〜もない」と言いたい場合は、「either」または「neither」を使うケースが基本なので、覚えておきましょう。本題からは外れますが、eitherは2つから1つを選ぶとき、neitherはどちらでもないときという違いがあります。

(例文)

I don’t want to go back home either.

私も家に帰りたくはありません。

A: I had no idea what he was talking about.

彼が何について話していたのか全くわかりませんでした。

B: Me neither. / Me either.

私もです。

「〜も」の類似表現

「too」や「as well」、「also」以外にも、 「〜も」に似たような表現があるので、最後にいくつか紹介します。

same here

「same here」は、「私もです」という意味の表現で、 「me too」と同じように使えます。

(例文)

A: I was super busy with work this week. I had to do overtime every day.

今週は仕事でとてつもなく忙しかったです。毎日残業しなければなりませんでした。

B: Same here. My boss asked me to do a lot of things this week. I’m so tired.

私もです。今週は上司がたくさんのことを頼んできました。とても疲れています。

So do I. / So am I.

「So do I.」や「So am I.」も、 「me too」と同じく、「私もです」という意味の表現です。 「me too」よりもややかしこまった響きで、フォーマルな場でも使いやすい言い回しです。

「do」か「am」になるかは、同意する元になった文章の動詞によって変わります。つまり、 一般動詞であれば「do」、「be動詞」であれば「am」になります。

(例文)

A: I think this looks perfect.

これは完璧のように思えます。

B: So do I.

私もそう思います。

A: I’m very excited to work with you.

あなたと仕事ができることにとてもワクワクしています。

B: So am I.

私もです。

Neither do I.

「Neither do I.」は否定文に対して、「私も〜ない」と同意するときに使う言い回しです。 「So do I.」の逆の意味と考えるとわかりやすいでしょう。

A: I don’t think that this project is going well.

私はこのプロジェクトがうまくいっているとは思いません。

B: Neither do I.

私もそう思いません。

A: I don’t want him to leave our team.

私は彼にチームから出てほしくはありません。

B: Neither do I.

私もです。

as wellとtooの使い分け まとめ

最後に、本記事のまとめです。

「too」はカジュアル、 「as well」と「also」はやや堅い響き

「too」は文中と文末、 「as well」は文末で使う

「also」は置く場所によって意味が異なる

「too」や「as well」、「also」の違いや使い方は学べましたか?初めのうちはas wellとtooの違いを意識しながら使い分けることで、次第に自然に適した単語が出てくるようになりますよ。

もし自分で練習するのが難しいという方は、ぜひオンライン英会話「ネイティブキャンプ」のレッスンも活用し、講師と英語を話す練習をしてみてくださいね!

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